中国輸入の商品は不良品が多い。その理由と商品のリスト6選

中国輸入とは

そもそも中国輸入とはなにか、について解説します。
中国輸入とは主に日本国内で転売することを目的に中国の通販サイトから商品を購入、輸入することを意味します。

代表的なサイトは淘宝(タオバオ、taobao.com )、阿里巴巴(アリババ中国、1688.com )、天猫(Tモール、Tmall.com)などです。

これらのサイトはとても多くの商品があり、日本では見つからないような価格の安さが魅力です。中国は日本よりも人件費が安いため、日本と比較して安い商品がたくさんあります。その差額を狙って利益を上げるのが、中国輸入転売なのです。

その商品価格の安さ故、インターネット上で個人でも参加しやすいとされることが多く、少ない資金で初心者に最もおすすめといった記事を目にしたこともあるかもしれません。

私は過去に中国輸入の会社に勤めておりましたので、その経験から詳細に解説できればと思います。今回は中国輸入と不良品率の高さについてお話していきます。

中国輸入のイメージ

中国輸入と聞いたら、不良品や偽物、コピー品が多そうだなと連想されるのではないでしょうか。中国製の商品は価格は安いけれど、品質も悪いのではないか。

実はほぼそのイメージ通りです。

中国は日本とは商習慣が違います。購入した全ての商品が傷、汚れなどなく、問題なく動作するということはまずありません。注文した商品の中に高い確率で不良品があります。

それだけでなく、取引時のトラブルもあります。受け取った商品が注文した数量と違う、サイズやカラーが違う、そもそも注文した商品じゃないなど日本では考えられないようなことが頻繁に起こります。

安かろう悪かろうを地で行くので、商品の質は値段相応です。

中国輸入の不良品

不良品は売り物になりませんし、販売してしまうとお客さんに嫌な思いをさせてしまい、ショップやあなた自身の評価にも傷をつけてしまいます。また、返品には返送料や返金費用、対応への多大な労力がかかります。

その量によっては、不良在庫として保管すること自体に費用が掛かります。

中国から輸入をする際に、必ず向き合わなければいけない問題がその不良品です。初めて中国輸入を行った人は、その不良品率の高さに驚くでしょう。

中国輸入で不良品が多い理由

中国輸入で不良品が多いのはなぜでしょうか。その理由について解説します。

中国沿岸都市部の人件費はここ最近で日本の70%近くまで上がりました。なので、以前ほど商品の製造コストが安くありません。

しかし、タオバオなどの中国ショッピングサイト上の商品価格は日本の価格の30%~50%で以前と同じように安いままです。これは品質管理を日本の様に厳しくしていない(できない)ためです。

商品の製造コストが上がっても価格を安くキープするために、もともと質が低かったものがさらに悪化しているのです。中国では、商品に傷があったり、塗装に問題がある場合でも出荷する場合が多いです。

不良品となる原因は、主に以下の工程で起こります。

中国輸入に不良品が多い理由1:製造工程

工場の技術や環境は製品の品質に大きく影響します。商品が不良品となる多くの原因は工場であることが多いです。

・縫製の技術
アパレル関連の商品や布、革が使用される製品など生地を縫い合わせて製造する商品に影響します。縫製の作業は現地の従業員が手作業で行っていることが多く、どの従業員が作業を行ったかによって完成した商品のクオリティーに差が出てきます。

縫製が雑な場合に糸のほつれや縫い目のゆがみ、ボタンが取れるといったことが起こります。そして、商品の見た目や着用したときの違和感が生まれます。

・異物の混入
異物が商品そのものに混入していたり、外箱に混入する場合です。

工場の環境によって影響が出てきます。整頓がされていない物が散乱しているような工場では、異物が混入することもよくあります。

また、商品に鼻を突くような異臭がついている場合もあります。薬品などの匂いが移るものを管理していなかったり、工場自体が異臭を放っている場合は商品が匂うといったことの原因となります。

・汚れやプリントミス

どのような商品でも機械を通して製造されている場合、この不良が起こります。汚れが付いていたり、プリントがずれているなどしているケースがあります。

・動作不良
機能が含まれた商品に起こる品質不良です。商品が作動しない、作動しても機能していないなどの初期不良が起きているケースです。製造段階で部品が足りていなかったり、組み合わせを間違えていたりします。また、劣化している材料、部品が使われていたりと様々な要因が考えられます。

中国輸入に不良品が多い理由2:検品作業


工場で製造後、検品作業を行う際に、不良品を見逃してしそのまま出荷した場合にも不良品が生まれます。


・不良があることに気付かない
先述した縫製、異物、汚れ、動作のチェックを現場の作業員がしっかりと行っていないケースです。製造段階では不良品であっても、検品をしっかり行っていればここではじけるはずなのですが、やはり検品の質も期待できないためこのようなことが起こります。

 

・不良と判断せずに流した
検品作業員の中で不良品とそうでないものの基準が明確になっていないため、起こります。自分の判断で不良品と思わず流してしまうというケースです。

これは、検品を行う会社や、実際に検品する作業員によって結果が変わってきます。しっかりとした基準を持っていて、一個づつ厳しい検品をしている会社であれば、不良品が流れることはありません。しかし、これも基本的に期待することはできません。

中国輸入に不良品が多い理由3:輸送


輸送する際の衝撃や輸送環境が原因で良品であったものが不良品となる場合もあります。
木製、陶器、ガラス、プラスチックなどの商品は、ひび割れたり欠けることの多い商品です。

梱包を丁寧に行われていない場合少しの衝撃であっても壊れてしまいます。電子機器などは特に、落下の衝撃で内部が破損すれば修復不可能な初期不良となります。

商品に問題がなくとも箱がダメージを追っているケースもあります。商品に影響がなく、輸送する際の段ボールだけであれば良いのですが、商品のパッケージまで及んでいた場合はこれも不良品として扱わなくてはなりません。

また、船便を利用する際にに起こる被害があります。
船便で使われるコンテナの中は湿度が高く、荷物が水濡れしたり、カビが付着することがあります。この場合はカビから商品を守る対策を考える必要があります。

中国輸入で不良品が多い商品

一言に不良品といっても様々なケースがあります。

・商品自体が壊れている

・商品の外箱がつぶれている
・部品が不足している
・サイズが違う

・色が違う
・デザインが勝手に変更されている
・そもそも写真と完全に別物

こんなことは日常茶飯事です。そのなかでも特に問題が起きやすい商品を挙げていきます。

中国輸入で不良品が多い商品1: 精密機器

腕時計やカメラ、ポータブルプレーヤーなどの商品です。中国製の精密機器はとても脆く、すぐに壊れてしまうことが多いです。
商品にならない物が検品でスルーされている場合もありますが、輸送時に落下などの衝撃が加わって内部が破損し、修復不可能な初期不良を起こすということも多く見受けられます。

日本の製品を真似たモノも多いです。そのため外見が良くみえることがありますが、内部まで良いものであることはあまりありません。また、不良商品の兆候が見られなくても、お客さんの手元に届いて実際に使用してみると、すぐに壊れてしまったということも起こります。

中国輸入で不良品が多い商品2:アパレル製品

ブランドやメーカーの人気商品を真似して、全体のバランスや縫製、細かいサイズに個体差があってバラバラということがよくあります。
縫製は現場の作業員の技術にもよりますが、明らかに酷い見た目の物が届くこともあります。

中国輸入で不良品が多い商品3:プラスチック製品

中国のプラスチックは、日本のものと比べて粗悪なものも多く、割れやすい傾向があります。
中国では発送する商品の箱を平気で投げたりもするので、日本に到着した頃にはプラスチックがバキバキにヒビ割れてるなんてこともありました。プラスチック製の商品を扱ったことがありますが、その時は全体の約15%が割れていました。

割れている商品は売り物になりませんので、その分仕入れにかかる商品単価があがります。

中国輸入で不良品が多い商品4:ガラス製品

ガラス製品や陶器製品のような壊れやすい代表的な商品の場合は無事に日本まで届くことはあまりないでしょう。扱う場合には、緩衝材を入れたり、梱包を厳重に何重にするなどの対策が必須になり、費用がかかります。

中国輸入で不良品が多い商品5:電化製品

全ての電気製品に言えることですが、質が低ければそれだけ誤作動や事故につながります。中国製の充電ケーブルが発火したり、バッテリーが爆発したというようなニュースを目にしたことがあると思います。

このような事故を起こす商品を販売して、高額な賠償金を要求される事例が過去にあったようです。被害状況によってはそれ以上の事態となることもあります。

中国輸入で不良品が多い商品6:塗装が施された商品

塗装された商品ですが、これも中国では雑に塗られていることが多いです。

複数の作業員が雑に手塗りで作業をするので日本人の感覚では考えられないほどの個体差が出てきます。そのため、一つ一つが違っているので商品写真と全く別物といったことが頻繁に起こります。

中国輸入で不良品を仕入れ、販売した場合

中国輸入で不良品がなぜ多いのか、どのようにして発生するかについて話しました。

ここでは、不良品を販売してしまった場合にどのような問題が起こるかについても解説します。

不良品を販売した場合の費用

Amazonで販売した場合、FBA配送料とFBA不良在庫返送料を負担することになります。一個あたり400円程度です。

そのほかの販路の場合は送料、返送料で一個あたり1000円程度の負担になります。

銀行振り込みの場合は振込手数料も加算されます。

Amazonは返品処理を代行してくれますが、一個あたり400円程度の赤字となります。
不良品率の高い商品はそれだけ負担しなければならない費用がかさむため、売り上げが高くても予想以上に利益率が低くなります。
Amazon以外では返送料が高く付くのでそれ以上に利益率が下がります。

宅配便の着払いだと1000円を超えることがありますし、下手すると商品代金よりも高額の送料になるケースもあります。
振込手数料も商品の単価を考えると決して安くないので利益をとるどころではなくなることもあります。

不良品を販売した場合の評価

不良品率が高ければそれだけショップ評価も低くなります。
Amazonの場合、FBA出荷の評価は削除できることがありますが、削除してできない場合は評価が下がり、カート獲得率が下がります。
カート獲得率が下がれば同時に売り上げが落ちます。
余りにも返品が多い場合は顧客満足度パフォーマンスに影響が出てきます。

そのほかの販路で悪い評価がついた場合は基本的に削除してもらうことはできません。

それぞれのプラットフォームで特殊なペナルティが実施される場合を除き、基本的に評価によるペナルティはありませんが、ショップの評価を気にするお客様には商品を売れなくなります。
評価に関して最も問題になるのは改心して運営方針を変えても、良い評価に戻すことが非常に困難である点です。うまく良い評価を集めることができてもとても長い時間がかかります。

不良品を販売した場合の労力

お客様から不良品を知らせる連絡が来た場合には多くの時間と労力を必要とします。

・電話またはメールで不良品を知らせる連絡が入る
・お客様の購入履歴と問題のある商品について確認する
・返送をお願いし、その手段を説明する
・交換の場合は新たに商品を発送する
・返品の場合は振込先の銀行口座を聞いて返金

このような流れで対応しますが、かなり大変です。一件30分~1時間かかることがありますし、場合によっては2時間話しつづけることもありました。

状況をうまく伝えることができない方も多く、返送してもらった商品を見てみると異常がないなんてことも珍しくありません。

不良品が少なければ自信をもって対応することができますが、中国輸入商品の場合は常に商品を疑わなければならないのが一番の問題なのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

古着転売ヤー/古着転売塾クラスタ代表/バイヤー/コンサルティング業 誰でも簡単に成果が出せる「古着転売」の情報を発信中。 もともとはブラック企業でこき使われてたクソアホ会社員。 ドS上司のパワハラに耐えきれず無職になったのち、古着転売に出会う。 ズブの素人だった僕がどうしてビジネスで成功できたのか?