23歳の僕がサラ金で借金250万円を背負ってしまったのは、 マッチングアプリである女性と出会ったことがきっかけでした。

2013年夏。
当時23歳の僕が、
サラ金で借金250万円を背負ってしまったのは、
マッチングアプリである女性と出会ったことがきっかけでした。

僕は大学時代から将来に強い不安を感じていました。
それは、
「果たして自分みたいなポンコツが社会でやっていけるのだろうか?」
「ちゃんとした大人として生きていけるのだろうか?」

という不安です。

大学時代の僕は、
どんなバイトをしても長続きしませんでした。
コンビニで夜勤をしても、
古本屋でバイトしても、
イベント会場の設営のバイトも、
物流倉庫で荷物を移動させるバイトをしても、

必ず人間関係でつまづいて、
すぐバイトを辞めてしまう。

もうどんな種類のバイトでも、です!

思えばあの頃は、
仕事が嫌いで嫌いでたまりませんでした。

働くのめんどくせえ、
なんでこんなことしないといけないんだよ。

って内心ずっと思いながら働いてました。

バイトを選ぶ基準は、
楽にできるかどうか。
業務内容に興味も期待もありません。

だからどんな仕事をやってもなかなか覚えられず、
バイトとして全然使えない。
そして怒られ、反省せずに不貞腐れる。
それがめちゃくちゃ態度や表情に出る。

バイトの先輩や社員に嫌われる。

居心地悪くなって人のせいにする。

なんだこいつら。
クソばっかだなこのバイト先も。

やーめた。

そして、
周囲に迷惑をかけるとかも考えず、
バイトを辞める。

自分のことながら、
書いてて殴りたくなってきました。

そんな感じで生きてたので、
新卒で入った会社でも速攻で浮きまくり。

先輩に可愛がられている新卒同期を横目に、
僕は全く会社に馴染めていませんでした。

当時の僕の夢は、

一攫千金。

「楽して稼ぎたい!」

会社辞めて一生ダラダラしたい。

でした。

…。

あなたも昔の僕を殴りたくなってきたでしょう?

仕事の文句ばっか言ってて、
自分で努力するわけでもなく
同僚や先輩の悪口ばかり言っている
そんな僕を見かねて、
当時付き合っていた彼女にもフラれてしまいました。

なんなんだよ。
俺は何にも悪くねーのに。
クソだ。
社会まじくそ。
全部俺の敵。
全部が俺の邪魔をする。

あーーーーー
イライラする。
また新しい彼女でも作るか。

そして
僕はマッチングアプリに登録しました。

当時23歳。
スマホから写りがマシな写真を選び、
適当に自己紹介を書いて、
1ヶ月。

綺麗な年上の女性とマッチングしました。

なんの気なしにメッセージを送ると、
すぐに返信が返ってきて、
あれよあれよという間に
トントン拍子で会うことになりました。

お、これはいけるんじゃね?
ワクワク。

その女性に指定されたのは、
渋谷センター街の雑居ビルの6階にあるカフェ。
忘れもしません。
今もあるのかと調べてみたら、
コロナで休業中みたいです。

第一印象は、
めっちゃ綺麗な人だな。
っていう印象。
30代前半かな。

女優で例えるなら、
篠原涼子。

僕はウキウキでおしゃべりに興じました。

バカな僕はまだ知りません。
彼女が詐欺師だということを。

次回デートする予定を取り付け、
毎日ラインしてました。

この時はめちゃくちゃ浮かれてました。

頭の中は、
「どうすればあの人と付き合えるだろう?」
と言うことだけ。

脳内がお花畑です。

そして次のデートも渋谷。
小洒落たイタリアンで食事をし、
たわいもない話をしている時に、
おもむろに彼女が切り出しました。

「今度青山で隠れ家風のバーをオープンするんだけど、出資しない?」
「オーナーになったら、毎月配当があって何もしなくてもお金が儲かるよ」

僕はテンションが上がりました。

「マジですか!!すごい!!」

一攫千金、人生大逆転しか考えてない僕は、
急に降って沸いた話に大興奮。

ただでさえ恋人にしたいと狙っている綺麗な女性からのお話です。

さっぱりその話の意味はわからない。

でも、儲かるって言ってるし、
なんとしてでもその話に乗りたい。

(超やばいですよね??
でも本当にただただ根拠もなく相手のことを信用していて、
しかも綺麗な女性の前でカッコつけたかったんですよ。

まじ昔の僕やばいっす。)

「でもなあ…」
「僕全然貯金ないんですよ。」

「それなら、お金借りる?多分200万円くらいなら借りれると思うよ!」
「儲けたらすぐに返済すればいいんだからさ」

確かに〜!!

この人、天才か!?

でもどこでお金って借りれるの?

ババーン!!

消費者金融!!!!

お、おう…???
大丈夫か…?

借金というものをしたことがなく、
また自分がするとも思ったことのなかった僕は、
一瞬ひるみました。

しかし、僕は選択をミスりました。。

ここでビビったら男がすたる!!!
ダサい、しょぼい男と思われて、
この人と付き合えない!!

性欲に振り回され、
間違った漢気を発揮した23歳のバカな僕は、
「こういうふうに話せばお金が借りれるよ!」
というお姉さんの説明通りに行動し、
数日間の間に消費者金融から
お金を借りることができました。

レ●ク、アイ●ル、ア●ムなど
数社のサラ金から250万円のお金を借りることに成功。

僕の手元には、人生で見たことのないような札束が。

すごいなー。金持ちみたいだ。
えーっと。
で、このお金どうすればいいんだっけ?

「あ、それ手渡しでもらっちゃうね〜♪」

「わかりました!じゃあどうぞ!よろしくお願いいたします!」

〜完〜

それでちゃんちゃん。おしまい。です。

お金を渡して以降、
見事にその女性とは連絡が取れなくなりましたとさ。

250万円なんか大金、
当時の僕にはとても返すことができず。
奨学金もまだ200万円くらい残ってましたし。

父親に泣きながら電話をかけ、
「どうした?」と困惑する父に洗いざらい全てを話して、
めったクソに死ぬほど怒られた上で、
200万円の借金を肩代わりしてもらいました。

父親には、
「50万はお前が働いて返せ」

と言われ、その後3年かけて返しました。

ーーーーーーーーー

ここまで長い話を読んでくれてありがとうございます。

この事件から僕が学んだことはたった一つ。

甘い話には罠がある。
楽して儲かる仕事はない。

ということです。

世間知らずでバカだった僕には、
本当にいい勉強になりました。
骨の髄の髄の髄まで染みこみました。
学びました。

今の僕は、
あの時の僕を騙した女性に心の底から感謝しています。
嘘ではなく。
本当に。

あの頃の僕は、
一攫千金ばかり夢見て、
そのくせ努力せずに
不平不満ばかり言ってる
仕事できないダメサラリーマンでした。

そんな僕に、
真剣に生きるきっかけを与えてくれたからです。

あのまま、状況のせい、環境のせい、人のせいにして
生きてたらどうなってたんでしょう?

人は離れ、お金はなく、
皮肉と諦めの人生。

そのことにあの女性は250万円で気づかせてくれました。
だまされたと気づいた時は、
血の気が引いてゲロ吐くくらいショックでしたし
弁護士に相談したり裁判所に行ったり、
なんとかして仕返ししようと思ってましたが、
そんなことしても意味がない。

いいかげん人のせいにするのをやめろ。
全ては、努力せずに楽して甘い蜜を吸おうとする
自分の考え方、姿勢に根本的な原因がある。

僕の人生において、
非常に衝撃的な事件だったので、
めっちゃ考えました。

俺はどうしたいんだろう?
どういう風に生きたいんだろう?

初めて真面目に自分の人生を考えるきっかけになりました。

すぐに行動に移すことはできませんでしたが、
それから3年後、会社を辞めた時に
起業する勇気が生まれたのは、
この時のだまされた経験が大きく影響していました。

ここ強調したいのですが、
古着転売は楽して儲かる仕事ではありません。

ちゃんとどうやったら売れるかを勉強する必要があります。
半年くらい。

ていうか、普通の仕事は一人前になるまでに
数年かかるのが当たり前ですよね。

でもだからこそ、
古着転売は、
一度理解すると、
ずーっと安定して収入が見込めるビジネスになります。

長い間、あなたを助けてくれます。

僕の塾に設立当初からいる塾生は
一度稼げたらずっと安定して、ウン十万という金額を
稼ぎ続けています。

あなたも、僕のように、
楽して儲かる!的なビジネスに騙されないようにしてくださいね。

 

 

あの僕を騙した女性も、
詐欺なんかせずに古着転売やればいいのに。笑

終わり。

古着転売をガチで勉強したい方、
入塾のご相談は随時承っております。
公式ラインやメルマガからお気軽にメッセージどうぞ。

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それではまた!
しーなでした。

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僕はかつてブラック企業の社員でうつ病寸前になり、退職後は引きこもりのどん底状態が続きました。
アフィリエイトやAmazon転売など、
数々のネットビジネスでことごとく挫折したあげく、最後にたどり着いた古着転売で成功をつかみ、毎日の労働から解放され自由を獲得しました。

僕はもともとビジネスに才能があったわけでもなければ、しゃべるのが得意だったわけでも、文章を書くのが得意だったわけでもありません。

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僕しーなが慣れて、そして月収350万を稼ぐ過程を下記の記事では公開してます。

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この記事を書いた人

経営コンサルタント/会社経営/書籍出版/古着転売/古着転売塾クラスタ代表/古物商

大学卒業後、新卒で入社した会社を上司のパワハラにより退職。アフィリエイトやAmazon転売などのネットビジネスに失敗したのち、古着転売ビジネスで起業する。「古着の仕入れ、ネットでの販売、梱包・発送」の大部分を自動化し、金銭的・身体的・時間的自由を手に入れる。過去には会社員を中心に、学生、主婦、フリーランサー、経営者など、新規事業立ち上げやマーケティングを視野に入れたビジネスマンへのセミナーを開催。また全国で100名を超える受講生が参加する、マーケティングを軸に古着転売を総合的に教えるビジネス塾を運営している。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • この話を聞くと
    僕の人生でこんな大きな失敗なんてなかったです。
    ですが、とても共感することはありました。
    それは人のせいや環境のせいにする所がありました。
    それは良くないことだとわかっていても、自分の保身のため言い訳がたくさん出てきます
    だからこそ入塾を決意した時からそんな自分を少しでも変えようと決めたことを思い出します。
    それに入塾して結果を出すか出さないかは全て自分次第だと痛感していますし、今は遠回りですが必ず結果を出したいと思っています。
    詐欺に遭っても勉強だと思えるしーなさんがすごいと率直に思いました。
    もっと頑張ります

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